2017-05-10 先を見る 森林施業 雑記 写真は某所でのナラ枯れ激甚地。関西にて。 林床植生を刈り払い,歩きやすいコナラ二次林を造成していたらしい。 ナラの多くがナラ枯れに罹患しているので,上層のコナラが枯れた後, 次世代木が育つには,まだ相当かかりそう。 人間の利用,しかも林木を利用するのではなく,自然遷移をも無視して 里山景観利用という人間本意の森林を造成するというのは, こういう結果を生みやすい。 先のことを考えて山をつくる。 ただ伐って捨てないで,ちゃんと利用して維持する。 簡単なようで,割と難しい。