【もうすぐ…らしいです^^】
森林美学の翻訳本が,やっと9割がた完成しました。
北海道大学に関連する研究者の方々を中心に,
同大学出身の弊社理事長の関係で,弊社に関係する研究者も含めた
大勢で翻訳を行った本です。
先日,友人の八田智幸さんにお願いした表紙デザインも,
実物大のコピーが送られてきました。
林学と造園学(ランドスケープ)の接点であり,
おそらく世界でも類を見ない,森林デザインの書が,
100年以上も前に完成し,その森林も現存しているなどというのは
ほとんどないのではないでしょうか。
すべてのフォレスターを同胞として,エールを送っている本書。
工業的画一,低コスト大量生産の昨今の林業とはまったく異なり,
多様で複雑,少量多品種な工芸的な森林育成の世界観をもちます。
どちらがいいとか悪いという問題ではなく,山作りの選択肢を広げています。
と同時に,この本に示されている自然合理な生産への探求と,
普遍的な森林への愛情と洞察には,何度読んでも驚きを禁じ得ません。
八田さんの表紙デザインには,原著者ザーリッシュの
高邁で美しい世界観が,よく表れていると感じます。
ありがとうございます^^
発刊は5月下旬の予定とのことです。