森と庭の管理人(仮称)

副理事長.森と庭を管理する。

森林美学

【昨日は森林作業】

昨日は森林内作業であった。 久々に汗をかき,自分の生きる場所としての森林に,改めて愛着を感じた。 周辺環境,植栽基盤である地形や土を見る,水の条件を調べる, 植物の特性を捉え,環境にあった方法で植物を生育する。 これらはひとつひとつ,専門分野…

【人ありき】

1週間ほどブログを書いていない事を思い出しました。 忙しいわけではなく,「忙しかった」あとのつかの間の骨休めをしてました。 なぜだか,この骨休めの時は,何も考えられない, 何もしたくない病気が発症するので,要注意です(笑 この間,6月4日は,…

【不定形で多様で,小規模な森林こそ最良】

標記は造林の父,ガイヤーがその著書 Der Waldbau(造林学)に書いたらしい名言 (らしいってのは,別に読んでないからw)。 毎日の散歩で,ナルホドと実感すること多々あり。 3枚目の写真は,倒木か伐倒か不明だが,小さな林冠ギャップ。 じっと見ていると…

【ルーツ】

昨日,今田先生の論文が掲載されている,発刊当時の北大演習林報が到着した。 自分の恩師のそのまた恩師に当たる先生である。 学生時代恩師から,今田先生からいただいたという別刷りを読ませていただいて, その内容に衝撃を受けたのを,昨日のことのように…

【ありがとうございました】

昨日無事,造園学会のミニフォーラムが終了しました。 たくさんの方々にご来場いただきましたこと,心からお礼を申し上げます。 フォーラムの趣旨をまとめてくださった伊藤理事長, 非常に実践的な内容で登壇をしてくださった,泉さん,澤畠先生, 個人的に…

【2010年の荒山さん】

荒山林業の発表資料を作っていたら,もう何年も,探しても出てこなかった,初めて荒山さんと会った日の写真が,突然出てきた。荒山さんの後ろ姿,いつの間に写してたんだろう。

【枝打ちについて】

枝打ちについては大学で,樹冠長の1/3を残して切ると学んだ。 その頃は,「できるだけ長く無節の材を取りたいから」と言う理由を, 何も考えることなく受け入れていた。 ところが「森林美学」では,全く違う枝打ちを提唱していた。 本文を要約してみると,こ…

【森林を伐り開く】

弊社演習林。 大変に荒れ果てた,大きめな道路沿いの斜面林で, ゴミ捨て場になっていたクヌギ林で, 地方中都市の典型的な,価値の低い森林である。 4年前,この森林の小さな区画を自分で購入し,調査を行ったところ, 実はここは大変な生物資源の宝庫であ…

【プチ山暮らし】

カラハナソウの新芽のおひたし。 信じられないほど,「普通に美味しい」。 山には実は,「普通に使える」産物がたくさんある。 我が山にはこの季節,たくさんのミツバが取れる。 それから,ノビル。これはアサツキのようにも使えるので, 実はさりげなく重宝…

【そういう時代が来たのかもね】

犬の散歩道の道路のそばで,ササバギンランを発見した。 都会では,希少種だともて囃されているこの種は, ため池の横の,いつもゴミが捨てられている 斜面林の法尻でひっそり生きていた。 斜面林は,人工のスギ林や広葉樹二次林が放置されてひしめき合って…

【在りし日の荒山林業山林_奥の院】

2015年の荒山林業山林_奥の院。 元は,有用広葉樹を残しつつ,薪炭利用をしていたミズナラとその他広葉樹の林地。 薪炭利用が廃れたのを機に,徐々に残存させる林木を増やして, 現在のような森林構造になっていったと思われる。 一般の方々はともかく, 多…

単木ごとの環境は異なる

一昨年は,荒山林業山林の天然林施業の調査を, 去年は,きのこ山施業地を調査する仕事をさせていただいた。 先日は,樹木医さんたちの講習会に参加させて頂き, 菌根菌についての講習を受けてきた。 大学では,ヘクタール単位の広がりで森林の管理を学んで…

もうちょっと

こちらの校正作業が終わって, これから訳者の皆様へチェックをお願いするとのことらしい。 いくつか,素晴らしい訳者の方の文章に出会えて ザーリッシュの理解が深まったこと, こっそりたくさん感謝です。 まだ,もうちょっと作業がありそうです。 ◆ そう…

【造園家の目を持った林業家たれ】

一応,大きな校正作業は終わったものの, このギリギリになっていろいろ見つかったので,その修正をしていた。 読み直すと,ぎこちない日本語文となっている部分もあるため, 少し,解説できればいいなあと思っている。そのためにも,また勉強(汗 蛇足だが…

森林美学翻訳終了

森林美学英訳版の日本語への翻訳がやっと終了した。 先日第7校を送付し,今は表紙デザインの打ち合わせ中である。 異例の編集期間がかかったこと,まずは関係者の皆様に感謝を申し上げる。 ◆ 本書のテーゼ,「美と功利の調和」とは,では,そんなに無理な話…

【KunstとTechnik クンストとテヒニク】

Kunstと言う言葉は,明治期にドイツ語の書物の中で,西周によって「藝術」と訳された,日本では比較的新しい言葉だそうです。当時のドイツ林学の中で,「Forst Kunst」という言葉があります。日本では大正期に紹介され,「林業藝術」と訳されました。林業に…

【鳥の鳴き声 マイスターへの道 】

体調を崩したことを知り,色々な方から 暖かいお声がけをいただいています. どうもありがとうございます. 毎日いろんな友人知人の皆様から,電話やメールをいただいて, 先週は大学の大先輩や地元の友人たち,一昨日は教え子ちゃんが, そして今日は友人が…

【ご無沙汰していてすみませんでした】

随分ブログを休んでいてすみませんでした. 年末から2ヶ月ほど,原因不明の微熱と貧血が続いて体調を崩し, 病院へ行き,現在療養生活を余儀なくされています. 激しい運動やたくさんの仕事は止められていますが, ペースを落としてそれなりに生きています…

枯れ色の美しい季節となりました

この季節は,森でもどこでも,歩くのが楽しいですね. いろんな物が目に入ってきて,つい手に取ってしまいます. 毎日の何気ない一角も こんな野芝の色でさえも,愛おしく美しいと思って. こういう季節をいろんな方法で表現してみたいと常々考えます. これ…

パリの日本人テーラー

NHKのオンデマンドで,パリで活躍する日本人テーラー, 鈴木健次郎さんのことが放映されました. 真摯に洋服と,そしてパリという街,人に向き合う姿に なんだかとても,感銘を受けました. 私の親父殿は,人生の何年かをこの街,パリで過ごしています. パ…

来年のニホンミツバチ巣箱計画^^

先日は,荒山林業の荒山里利さんと,ハニーショップSUBAKOの小島先生を お引き合わせをしました. 小島先生は風致研でもお世話になっている,ニホンミツバチの先生です. 里利さんが以前よりニホンミツバチに興味を持っていらっしゃったので, お二人は,す…

森林美学漬けDay?!

今週末は,母校の研究室の古い先輩大先輩がたが当県にお見えになる予定です. 先約があったため,全てはご一緒できないのですが, 半日ほど,「森林美学漬け」の時間を設けたい…とのご希望を頂戴し, 全く未体験ゾーンですが,一抹の不安はありますがwktkで…

そこに森があるから

大芝高原の森 施業前(左)施業後(右) 園路修景に配慮した,林木の残し方を考えました. ここでは割愛しますが,間伐方法も少し特徴があります. ーーーーーーーーーーーーーーー 明治神宮林などを調べていると, 計画者,施業者の熱い物語が感じられる森…

森林美学と明治神宮林と本郷先生 2

左は現在の明治神宮。右は100年前の森林美学,ザーリッシュの森の大木。 明治神宮林造営当時は7つの事業区画が設定されました。 あまりにも有名な森林の遷移予測のモデル森は,中央の神体林に適用され, それぞれ場所の現況に応じた,様々な森づくりと園路…

森林美学と明治神宮林と本郷先生

左は現在の明治神宮林,右は100年前の森林美学に掲載してある写真です ともにvistaを作ってあって,すごく似ています。 明治神宮林と森林美学には共通点が沢山あります。 林苑計画(大正10年)を作成した本郷高徳さんは,他にもドイツ留学で得た知見を, …

仁徳天皇陵の森

100年前,明治神宮林造営の際に参考にしたのは仁徳天皇陵の 照葉樹の原生林だったと聞いています※。 が,120年前の写真を見てみると※※,いわゆる里山の景観ですね… 話に聞く原生林が明治神宮林の計画時(大正初期)に, ここにあったとは思えないのですが… …