森と庭の管理人(仮称)

副理事長.森と庭を管理する。

技術

【足元を固める話】

昨日は,弊社で販売予定のクロモジウォーターの原料採取を兼ねて,某山地帯へ。 クロモジは地位指標植物で,地位Ⅲという結構高い場所に生息します。 そのせいか,山はかなり多様な植物で溢れ,歩くのも楽しかったです。 写真はその山で見つかった植物たちで…

【ビルの谷間の雑木林 大手町の森】

4月の出張の際に,以前からいってみたかった大手町の森を見学してきました。 先日学会の作品賞を受賞されたので,とても興味を持っていました。 この森は,わざわざ千葉県君津市から土壌ごと,森林を移植してきたとのこと。 で,現場を見てみると,本当に,…

【明日も現場】

明日(今日)は安曇野の現場ということで,先ほどまで準備でした(今AM2:00前)。 現場では,林業技術であり樹木医さんでもある知人の方と, それから職場のGIS担当の若い同僚と一緒に,喫緊の課題であるマツ枯れについて, 現場を見て今後の方針を具体的に…

【検査の準備だというのにw】

今日,明日は雨や雪という予報が出ていたため, 検査のチェックのために現場へ。 途中,山菜が目について,仕事中だというのに上司の目を盗んで ものすごい速さで,採取してしまいました^^ 不真面目この上ありませんw 蕗は花が開いていた上に少なかったの…

【大木を育てる事の難しさと素晴らしさ】

検査の準備で大わらわですが,ブログ書いちゃいますw 私の師匠である,故・荒山雅行さんは訪ねて行くと必ず, 山の樹木1本1本がどのように育ってきたかを,丁寧に解説してくれました。 大学での授業は,林地を面的に・樹木をマスとして取り扱ってきたので, …

【燻製大会!】

一昨日,3月4日(日)は,職場主催の燻製大会@社有林 を行いました。 参加者さんの大半は,実際に燻製を行うところをご覧になったことがないとのこと, 予想以上に大反響で,とても嬉しかったです^^ 燻煙は,市販のウッドチップの類は使わず, 社有林の…

【枝打ちについて】

枝打ちについては大学で,樹冠長の1/3を残して切ると学んだ。 その頃は,「できるだけ長く無節の材を取りたいから」と言う理由を, 何も考えることなく受け入れていた。 ところが「森林美学」では,全く違う枝打ちを提唱していた。 本文を要約してみると,こ…

【造園家の目を持った林業家たれ】

一応,大きな校正作業は終わったものの, このギリギリになっていろいろ見つかったので,その修正をしていた。 読み直すと,ぎこちない日本語文となっている部分もあるため, 少し,解説できればいいなあと思っている。そのためにも,また勉強(汗 蛇足だが…

Wood-wide web 菌根菌ネットワーク

毎年開催している,造園学会ミニフォーラム「森林美学の現代的意義」で,ご登壇をお願いした澤畠さん(近畿大学)の発表のなかでもふれられていた,菌根菌ネットワークに関して,わかりやすい動画がTEDに投稿されていました。 www.ted-ja.com この動画を見て…

【KunstとTechnik クンストとテヒニク】

Kunstと言う言葉は,明治期にドイツ語の書物の中で,西周によって「藝術」と訳された,日本では比較的新しい言葉だそうです。当時のドイツ林学の中で,「Forst Kunst」という言葉があります。日本では大正期に紹介され,「林業藝術」と訳されました。林業に…

スゴすぎる模型(感嘆…

連休中に先輩方がいらっしゃって,母校演習林を案内などいたしました。 おやさしい先輩方は,「お前もまあまあ,がんばっとるやんけ!」 という視線で私の拙い話を聞いていただけました。ありがたいことです。 ところで,先日ご紹介した模型の製作者,盛口先…