あけましておめでとうございます!
枯れ色の美しい季節となりました
この季節は,森でもどこでも,歩くのが楽しいですね.
いろんな物が目に入ってきて,つい手に取ってしまいます.
毎日の何気ない一角も
こんな野芝の色でさえも,愛おしく美しいと思って.
こういう季節をいろんな方法で表現してみたいと常々考えます.
これは山仕事では散々嫌われるノイバラなのに,思わぬ上品さ.
こんな時,美しい森へ,想いを馳せます.
は〜,幸せな季節ですね^^
パリの日本人テーラー
NHKのオンデマンドで,パリで活躍する日本人テーラー,
鈴木健次郎さんのことが放映されました.
真摯に洋服と,そしてパリという街,人に向き合う姿に
なんだかとても,感銘を受けました.
私の親父殿は,人生の何年かをこの街,パリで過ごしています.
パリジャンの様々なこだわりを愛し,自らもそれを実践する
「万事に小煩い」フランス人かぶれでしたので,
自分が若い頃は,すごーく不可解で面倒な父親でした.
そしてフランスかぶれのくせに,口癖のように
「どんなに外国に行ってもな,自分の国,
そして自分の国の文化を知り,愛されへん奴はどこ行っても相手にされへん」
と繰り返していたが,自分には何のことだかイマイチよくわかりませんでした.
でもこの番組を見て,あの時代,親父殿が何に感銘を覚え,
何を目指してきたか,うっすらわかったような気がしたのは,不思議です.
素晴らしい仕事をすれば,この街では評価される.
素晴らしい仕事とは,
自分がどこの誰かということに常に対峙し,
自分のこだわりを捨てずに貫く技術とエスプリ.
自分,自分の国,自分の文化,自分の美意識を常に意識した生活と仕事と人生.
森づくりにも反映するこの仕事術!
もうすこし仕事をこだわり抜いてみようかと,ちょっと決心しました^^
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プロフェッショナル 仕事の流儀 「パリの新風、一針(ひとはり)の美学~テーラー・鈴木健次郎」
秋の荒山林業見学
先日10月19日は,編集者の若い友人が荒山林業見学にやってきました.
最近雨がなく乾燥気味だったため,
彼が目指した粘菌類はイマイチ発見できず残念そうでしたが,
森林の見事さには,感動してくれました.ヨカッタ!
もっとも,その日は私も彼も,クマを目撃したのでまあ,いいとしておきます^^
同じ日に,吉野林業からも見学の方々がお見えになりました.
その中に友人が2人いましたので,喜んで合流し,
その日までの調査と踏査でわかったことを説明させていただきました.
これまでの林業とは全く異なる方法の説明に若干躊躇したのですが,
さすが林業先進地の吉野の皆さん.
柔軟に説明を受け入れてくださって,みなさん笑顔で聞いてくださいました.
曰く「外国を含めて,他の林業地の良いところを取り入れたらいいと思っています」
この言葉が,一朝一夕の中で出てきたわけではないことは,
長い吉野林業の歴史的背景を考えればわかることですので,感銘を受け,
また,勉強をさせていただいた思いです.
ありがとうございました!
来年のニホンミツバチ巣箱計画^^
先日は,荒山林業の荒山里利さんと,ハニーショップSUBAKOの小島先生を
お引き合わせをしました.
小島先生は風致研でもお世話になっている,ニホンミツバチの先生です.
里利さんが以前よりニホンミツバチに興味を持っていらっしゃったので,
お二人は,すぐに意気投合していました.
蜂の巣箱を山に置いておくとクマが来て食べてしまうので,
最近は,里の方に巣箱を置くのが主流です.
里利さんのお庭には,16年間ニホンミツバチが巣を作り続けた小屋があり
(それは数年前のボヤ騒ぎでいなくなってしまったが)
ニホンミツバチがやってきそうな立地です.
早速3人で庭をいて回り,来年巣箱を置く計画を立てました.
ずっと笑い転げる,楽しいいちにちでした.
小島先生,荒山里利さん,どうもありがとうございました!
美味しすぎる副産物
調査をしていると,この時期は思わぬ副産物に出会います。
先日「お行き合い」をしたのはこちら。
コウタケです。ひゃあ。あまりに高貴なものを…
このコウタケ,乾燥する方が香りが立って美味しいとのことで,
職場のペチカと太陽光を併用して乾燥したところ,
かなりいい感じで乾燥できました。
友人に送ったら,彼の奥さんのお母さん(つまり友人の義理のお母さん)が
おこわを作ってくださって,我が家に戻ってきました。
こんな美味しいおこわは初めてです!
美味しいキノコとお料理の名手が手を組むと,
多くの人を幸せにできるものだと感じました〜
Tさま,どうもありがとうございました!