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森と庭の管理人(仮称)

副理事長.森と庭を管理する。

【ええわけないやんw】

12月9日、「ビルボードウーマン・オブ・ザ・イヤー」の受賞イベント

でのマドンナのスピーチの動画を見ていました。

なんだか,ものすごい共感とともに,知らず知らず,首を縦に振っていたり^^

「(女性は)美しくかわいくセクシーであることは許されても、

あまり利口に振る舞うことは許されていない。意見などもってはならない」

ああ,そうだよねえ…などと独りごちていました。

あまり人には言わないのですが,大学に在籍している頃は,

ひどいパワーハラスメントに苛まれました。

ある時,思わずそれを男性の先輩にもらしたら

「まあ,すんだことをぐだぐだいうたらいかんいかん,もうええやんええやん」

と一蹴されてしまいました。

ああ,またか…女はぐだぐだ言うのはみっともない,

黙って笑っとったらええということだろうなぁ。はあ…。

これが男性同士の愚痴だったら,酒でも飲みながら話を聞いたりしたんだろうなあ…

マドンナほどは不屈ではない私は,その時限り,この件では口を閉ざしましたが,

いまでもあの時のことを思い出すと,たまらず叫んでいる自分がいます。

「ええわけないやん」とw。

そう,ええわけないと思い続けてきたので,なんだかいまがあるような気がします。

ハラスメントを忘れることは難しいですが,「こっそり不屈」の精神で,

なんとかかんとか生きているのが,現実の自分なんでしょうね^^

そして,あれから10年以上経ち,

マドンナとまでは行かないまでも,いまならなんとなーく言えます。

あの時,私にイケズをしてくれたり,話に耳を塞いだみなさん,

お礼を申し上げます♪ 

しなしなしながらも折れずに,私なりの闘志を持ち続けることができたのは,

心の底で,なにくそーと思えた,みなさんの態度のおかげなのですから^^

それから,わずかに,こっそりでも味方をしてくださった方々のおかげでもあります。

過去の嫌なことを思い出す都度,「ええわけないやん!」と叫びながら,

すっきり今日も元気に,森の中を歩き回っているのです♪

 

toyokeizai.net

Wood-wide web 菌根菌ネットワーク

毎年開催している,造園学会ミニフォーラム「森林美学の現代的意義」で,
ご登壇をお願いした澤畠さん(近畿大学)の発表のなかでもふれられていた,
菌根菌ネットワークに関して,わかりやすい動画がTEDに投稿されていました。

www.ted-ja.com


この動画を見ていてふと,Mollerの恒続林思想を思い出しました。
1925年刊行のA・Moller著 恒続林思想のなかの「森林有機体」と言う言葉は,
このシマード先生ご指摘のWood-wide webを含めて指していたのではないかと思ったからです。
非常に近いニュアンスを感じるのです。

さらに,シマード先生が「林業の方法の転換」と呼んだ方法も,

Mollerの提唱している恒続林を作ることだと言えるのかもしれません。
何しろメーラーは土壌動物や菌類の専門家だった上に,

Mollerは林学の名門エーバースワルデ(Forstakademie Eberswalde)の校長でしたから。

よく観念的で具体的な方法論が不明と言われるメーラーの施業方法は,

森林美学に記載されているザーリッシュの森林の取り扱いを

正解と位置付けていまして,なるほどこちらは具体的な取り扱い方法について,
詳細に言及されています。

このシマード先生の言われるような育林と収穫の方法がすでに,行われていて,

1885年の著書に書かれていたというのは,全く驚異的です。

 

 

 

 

【KunstとTechnik クンストとテヒニク】

森林美学 技術 雑記

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Kunstと言う言葉は,明治期にドイツ語の書物の中で,
西周によって「藝術」と訳された,日本では比較的新しい言葉だそうです。
当時のドイツ林学の中で,「Forst Kunst」という言葉があります。
日本では大正期に紹介され,「林業藝術」と訳されました。
林業にゲージュツとはけしからん!!と,
ずいぶん,当時のお偉いさんたちは怒り,
林業藝術論争なる,大げんかまで繰り広げられたそうです
私自身も,「技術」と「藝術」を一緒くたにするなんてと,
違和感を持っていたものです。

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さて,このドイツ語の「Kunst」。
前述したように,「藝術」には違いないのですが,
「藝術」を意味すると同時に,
語義は「技術,技巧」をも意味しているそうで,
ドイツではこのように,
「技術」と「藝術」の線引きが曖昧な部分があるそうです。
自由自在に技術を駆使し,美しく創造的な仕事をする。
ギルド制度から連綿と,ドイツの伝統でもあるとのことです。
また,ドイツのマイスター制度では,
技術が「Kunst」として能わなければ,認定がなされないとも聞きました。
これは当然のことであって,
「藝術」は本来技術,きめ細かい技巧の裏づけがなければ成り立ちません。
林業に「Kunst」という言葉を用いたのは,
こうした語義を考えるとごく自然なことだったのだと思いました。

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日本で「Kunst」に該当する言葉はちょっと思いつきませんが,あえて言えば
職人の工芸的な技能とでも言えばいいでしょうか。
真田丸の題字の,挾土秀平氏の仕事などは,
「Kunst」に当たるだろうと思います。
確かにあれは,「藝術」の域に達していますから。
一方で,工学・工業的な技術を表す「Technik」という言葉があります。
これは,「Kunst」と厳然と区別されているそうです。
昨日,ドイツ文学の大澤先生が弊社にお見えになって,
上記一連のお話を伺いました。
現行の林業は,なぜか「Technik」を重視しますが,
空間の特性上,林業は「Kunst」で行われる方が妥当ではないでしょうか。
我が師匠であり,心の友でもあった荒山雅行さんの林業の施業は,
明らかに「Kunst」の領域の仕事でした。

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さて,6月7日から2週間ほど入院します。
帰って復帰したら,たくさんの友人に手伝ってもらって,
私も,「Kunst」に値する山づくりを心がけたいと思っています。
お楽しみに!

【庭仕事淡々と】

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松本市のオープンガーデンに参加している弊社は,

この時期は大忙しです。

今年は,庭の一隅の小さい畑を「ポタジェ」にしてみました。

ジャルダン・ポタジェ(jardin potager)とは、

家庭菜園を意味するフランス語であり、

果樹、野菜、ハーブ、草花などを混植した

実用と観賞の両目的を兼ね備えた庭を指します。

森林も庭も,大きな意味では,同じ考えでつくっているのです。

管理人は6月上旬に,入院の予定がありますが,

無事退院した暁には,今年は例年より精力的に森づくりに励みたいと思います。

【鳥の鳴き声 マイスターへの道 】

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体調を崩したことを知り,色々な方から

暖かいお声がけをいただいています.

どうもありがとうございます.

毎日いろんな友人知人の皆様から,電話やメールをいただいて,

先週は大学の大先輩や地元の友人たち,一昨日は教え子ちゃんが,

そして今日は友人が遠方から職場へ来訪してくださったりで,

すでに,病気が治りそうな気がしています(オイッw)

なんだか暖かい気分になっています.春も近いですし^^

日常的には,ややスローペースですが,普通に暮らしています.

ひとまず都内の病院でもう一度検査を受けて,入院です.

入院は初めての経験で,まだ先のことだろうに,

いまから2週間ほどの時間をどう過ごすのか,途方に暮れて思案していましたら,

なんだかとても良いものを発見しました!

バードリサーチさんの「鳴き声クイズ」です.

鳥の鳴き声を当てるクイズなのですが,

練習段階からレベルが設定してあって,

初級は鳥単独の声,

中級は複数の鳥の声が聞こえるフィールドの音源で同定,

最後はインターネットのライブ音源での調査にも参加できる

超・親切設計になっています.

人生で初めての長期休暇とも言える時間ですが,

毎日の散歩も楽しめそうで,

入院前に,すでにはまりそうな予感がします^^

 

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【ご無沙汰していてすみませんでした】

近況 森林美学 森林調査

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随分ブログを休んでいてすみませんでした.

年末から2ヶ月ほど,原因不明の微熱と貧血が続いて体調を崩し,

病院へ行き,現在療養生活を余儀なくされています.

激しい運動やたくさんの仕事は止められていますが,

ペースを落としてそれなりに生きています.

先日大学病院で検査を受けてきました.

その結果が3月上旬に出るそうです.

 

昨年の,荒山林業さんでの天然林施業の調査では,

林業大学校の学生たちと行った森林調査のデータと,

菌類の研究者と治山技術者の方々のご協力を得て,

調査地の地崩れのリスクや,ナラタケ病害のリスクについての

知見を得ることができました.

今まで全く馴染みのなかった専門家の知見によって,

故荒山雅行氏がどのように自然災害のリスクを鑑みて,

自然合理で美しい山を作る施業方法をおこなってきたのか,

すこしずつ解きほぐされていくようです.

とともに,現在普通に行われている林業施業とは,全く異質であるため,

驚くことがとても多いのです.

こちらもゆっくりペースで調査を続けたいと思います.

まずはとにかく復調,ですね.

 

あけましておめでとうございます!

新年

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あけましておめでとうございます.

松の内が明けて,弊社はやっと今日から始業です.

仕事始めは,松本市内の高齢ケヤキ群の調査から始まります.

近年ますます,街中の大きな樹木の維持管理が困難になってきました.

落葉落枝,ムクドリやカラスのねぐら問題など,

人間と自然がいかに共存できるか,できないか,

具体的な問題を突きつけられます.

こうした問題に対して,

林学の徒や林業技術者としての志をもって,

かつ,造園家の審美眼を失わずに

植物や山と対峙していきたいと考えています.

本年もどうかよろしくお願い申し上げます.

写真は,弊社の山と庭の植物を使って,ゆるゆる作った松飾り.

本日は,これを外すことから始まりそうです^^