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森と庭の管理人(仮称)

副理事長.森と庭を管理する。

【荒山さんのミズナラ】

先の学会でも発表をさせていただいた,

荒山雅行さんが大事に育て,板に挽いていたミズナラ板が,

新しく開店されるBarの棚板に使っていただけることになりました。

荒山さんが亡くなる半年ほど以前に,このミズナラを伐採し,

板に引いて,5年間ほど自然乾燥をしたものです。

Barの設計をされる,源池設計室さんが直接板を見にいらして,

たくさんある中から選び出し,

それが,鵜飼建設さんの加工で美しく蘇りました。

亡くなって5年近く経ちましたが,やっと,

荒山さんの意志に従った使い方がなされ,感無量です。



新しいBarの名称は,

松本市内にある Bar Porter様とおっしゃるそうです^^

源池設計室さんの素敵なデザイン空間の中で,

この板をお譲りくださった,奥様の荒山里利さんや

多くの関わりのあった方々と,こだわりのBarで,

静かに荒山さんの思い出話をしながら杯を傾けることを,

楽しみにしています。


 

Bar Porter様が開店しましたら,ご報告しますね。

皆様も,一度ご覧になっていただけると嬉しいです^^

http://genchisketch.blog48.fc2.com/blog-entry-2034.html

 

genchisketch.blog48.fc2.com

 

 

 

【ありがとうございました】

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昨日無事,造園学会のミニフォーラムが終了しました。

たくさんの方々にご来場いただきましたこと,心からお礼を申し上げます。

フォーラムの趣旨をまとめてくださった伊藤理事長,

非常に実践的な内容で登壇をしてくださった,泉さん,澤畠先生,

個人的にもとても共感できる感想を寄せてくださった

コメンテーターの上田先生,

そして,難しいテーマを短い時間で的確にまとめてくださった

司会の小野先生,

最後に何よりも,会場にお越しくださいました皆様に,

心からお礼を申し上げます。

名古屋造形大岡田先生の

「われわれは,空間を作る際にどの程度植生の遷移を受け入れていけばいいのか」

とのコメントは,とても印象深いものでした。

造園という営為に際して,つねに向き合わなければならないこの事実を,

今後どのように乗り越えていけばいいのか,対象ごと,状況ごとに

丁寧に考え続けてみようと思います。

写真は,フォーラム終了後の登壇者と理事長。

終わった後のリラックスした写真です。

皆様のおかげで,良い1日を過ごす事ができました。

ありがとうございました。

 

【2010年の荒山さん】

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荒山林業の発表資料を作っていたら,
もう何年も,探しても出てこなかった,
初めて荒山さんと会った日の写真が,
突然出てきた。
荒山さんの後ろ姿,いつの間に写してたんだろう。

【(簡単な^^)造園学会ミニフォーラムの発表資料】

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明日のミニフォーラムの発表資料,

超簡単ですが,登壇者同士でまとめてみたのをアップします。

大層な題名で,ビビってますがw

でも,楽しくできればいいなあと思いますます。

今年も,ミニフォーラムの担当の先生には色々お世話になりました。

今,大学の現場はとても忙しいと思うのに,

問い合わせにも迅速に答えていただいたり,

頭が下がります。ありがとうございます。

会社のFacebookページに,ダウンロードできるようにしました。

今回来られなかった皆様も,またの機会にお目にかかれれば嬉しいです♪

 

www.facebook.com

【森林美学の現代的意義 やり〼】

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今週末,造園学会本大会で,「森林美学の現代的意義」のミニフォーラムをやり〼

冷やし中華やって〼」くらいの恒例の行事になってくれるといいのですが^^

今年も登壇者さんは豪華です。

こんな感じです。

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 話題提供:
地域の自然美を引き出す造園芸術
  八方北尾根高原(長野県)の在来種による美しいビオトープガーデンの造成 : 泉 健司(造園家・ビオトープガーデン設計家)
樹芸の基礎となる生物多様性
  特定外来種アルゼンチンアリと緑化樹〜これで良いのか緑化木管理〜 : 澤畠拓夫(近畿大学
自然を読み,美しさを愛でる林業芸術
  荒山林業山林の天然林施業 : 清水裕子(一社 森林風致計画研究所)

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以下は,今年の口上^^

今年は特に,八方尾根推しです。

今回の目玉は,泉健司さんの八方北尾根高原での,

在来種によるメドウガーデンの創出です。

ただ在来種を使うだけではなく,侵入してきた在来種を,

林業でいう天然更新のように選択的に残して,

植栽した植物と侵入してきた植物を融合させる事で,

より現場の自然を尊重するという,斬新な空間作りが設計思想に盛り込まれています

また「空間を維持するのは人」であることから,

設計者が不在であってもスタッフによって,その空間が維持し続けられるように,

地元のスタッフの方々への自然の見方や取り扱い方法の共有を徹底しています。

然の取り込み方,それから自然を取り扱う「人」を重視している点で,

この設計思想は,森林美学と共通するところが多く,大変興味深く感じました。

また,一昨年菌類講習会に来てくださった,近畿大学の澤畠さんもご発表されます。

澤畠さんは,街路樹をとりまくアルゼンチンアリと多様な生き物との関係を,

研究データを元に解説し,美しい街路樹の管理について,お話くださいます。

聞き応えがありそうです^^

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実り多き人生です。こんな楽しい話が聞けるとは!

写真は,八方北尾根高原。今年は多分,もっと花が咲く。

ありきたりの園芸種ではなくて,地元スタッフが育てた在来種での空間づくり。

愛着がわきそうですよね。

ジル・クレマンの庭造を日本で作ると,こういう感じだろうか。

でも,シトロエンパークよりも美しいです。

オススメですよ!

写真:八方北尾根高原のメドウガーデンと設計者の泉健司さん♪

 

 

【枝打ちについて】

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枝打ちについては大学で,樹冠長の1/3を残して切ると学んだ。

その頃は,「できるだけ長く無節の材を取りたいから」と言う理由を,

何も考えることなく受け入れていた。

ところが「森林美学」では,全く違う枝打ちを提唱していた。

本文を要約してみると,こうだ。

「本書の前半部分では,多くの樹種に関して,

その樹形の特性と樹形が生み出す美性について,ページを割いて説明をしている。

枝打ちは,そうした樹形特性をよく把握し,

それを損なわない配慮を行うことが肝要であるとした。

現代的に説明を加えるとすれば,樹木にとって自然樹形とは,

その樹種が持つ葉の光合成特性に従い,受光がもっとも効率良く行われる形である。

樹形を損なわないことは,美しさと同時に,

その樹種のより確実な生育を担保する事とザーリッシュも捉え,言及した。

まず,若齢のうちに勢力の強い枝を除去すること,

その際に,樹幹少し離れたところから俯瞰しながら,注意深く観察し,

樹形を損なわないように,残す枝をまず決定する事である。

この時,立ち枝や徒長枝などはまず,最初に伐る。

これらの枝を放置しておくと,将来枝が太くなりすぎて,

枝打ち跡が,大きな傷になってしまうからである。

さらに針葉樹でよく見られる,

低い位置にあるすべての枝を機械的に伐採する枝打ちは,

樹冠の上部に優勢な枝を残存してしまい,

樹幹との養分競合を避けられないと説明し,

行うべきではない行為としている。

また,樹幹に席巻する側枝が多く,叢生形を呈する場合は,

そうした強い枝の枝先を切り詰めて,枝の成長を抑制することで,

樹幹への養分競合を避けられると述べた。」

なるほどー。広葉樹には,かなり使えそうな方法なので,

とりあえず職場山林でトライしてみよう。乞うご期待^^

 

【森林を伐り開く】

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弊社演習林。

大変に荒れ果てた,大きめな道路沿いの斜面林で,

ゴミ捨て場になっていたクヌギ林で,

地方中都市の典型的な,価値の低い森林である。

4年前,この森林の小さな区画を自分で購入し,調査を行ったところ,

実はここは大変な生物資源の宝庫であることがわかった。

トンビが営巣し,オオルリが訪れ,ウグイスがさえずり,フクロウの声がする。

ニホンリスが顔を見せ,野うさぎが雪の中をはね,タヌキがそっと死んでいる。

ミツバやノビル,ノカンゾウが収穫でき,カキドオシのカーペットが広がる。

ヤブラン,オオハナワラビ,オモトも林床を飾る。

中心市街地から車でわずか5分,距離にして数キロ圏内のこの山を,

ただのゴミの山にするには惜しいということで,

昨年から,森林・山村多面的機能発揮対策交付金を申請し,

森林を切り拓いている。

昨年度は,過密な森林やヤブを切り開き,

美しいカーブを描く作業路と,小さな歩道を造成した。

今年は森林整備である。

秋には,きのこ山施業を行う予定でもある。

様々な森林や自然関係の専門家が関わるのが,私の職場なのであるが,

この人的資源を生かして,どういう小さな森林造成できるのか,まだわからない。

治山技術者たちによる地形判読調査によって,

本林地は,地下水位が高く,地滑り地形を有した

造林不適地であると判断されたが,この林地を,

どのように価値の高い場所にしていくかはについては,

私たち風致の人間や,植物屋,菌類屋の出番である。

実作業でも,アーバンフォレストリーさんの仕事は相変わらず,美しく,

林道技術者の岩谷さんの各図面は曲線美に溢れている。

この交付金を少しでも有効に使用し,

無価値として放置されていた森林が,どのように蘇るのか,ちょっと楽しみだ。